Story

 Abeille S アベイユ・エス(Sは島田の頭文字)がオープンして14年もの間、ご愛顧いただきました。

 アベイユは、フランス語でミツバチです。花から花へと飛び回り蜜を集めるミツバチの様に、私(S)はお菓子からお菓子へと次々に作り続けたい。そんな思いを込めて始めたお店でした。 

 お菓子を作る楽しさを感じられる日々でした・・・・・が。

 

 『砂糖は毒』。

 初めてこの言葉を目にした時、息が止まるかと思う程のショックでした。調べるごとに自分の仕事を悪だと考えるようになり、仕事に向き合えなくなっていきました。

 「もうお菓子を作れない・・・・・」

 

 私の修行時代は、フランス料理の現場でした。原点に帰ってみよう。私は、本場フランスの人たちが、甘いお菓子とどうつき合っているのかを確かめたくなり、短期留学しました。

 現地のお菓子売り場は、チョコレートやキャンディが棚いっぱいに並んでいました。

 フランス人にとって甘いものは、食事の時間を締めくくる「とっておき」で「楽しみ」でした。人生を豊かにする「喜び」でした。そんなフランスの暮らしに触れ、またお菓子づくりと向き合う元気をもらいました。

 これまでの私は、ただ自分の作りたいという欲望のままに作っていたんじゃないだろうか・・・・・

 

 今、私は働くオトナ達のために作りたい。

 オトナは本当に大変。がんじがらめで、プレッシャーに押しつぶされ、もうがんばれなくなっても、毎日生きて行かなくちゃいけない。

 そんなオトナ達に、私のお菓子で、一瞬でもホッとできる時間を過ごして欲しい。私のお菓子で、生きている喜びを味わってもらいたい。そのために、心と身体に優しいお菓子だけを作っていきたいと決めたのです。

 心を込めて。

 

 


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たとえば〝アベイユと私〟

お店がなければ今の私はありません。

〝アベイユとスタッフ〟

働く人がいて、アベイユが成り立ちます。

〝アベイユと食べる人〟

食べてくれる人がいるから

アベイユのお菓子があり、

食べてくれる人がいるから

私もスタッフも仕事がある。

逆もまた然りです。そんな風に、

アベイユ以外の方々や事柄がつながり、

そして小さな宇宙となります様に。

シェフパティシエール シマダユウコ

 

 

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